こけもも NATURAL SELECT SHOP こけもも

暮らしのこと

「サラダ油」って、何からできた油か説明できますか

「サラダ油」って、何からできた油か説明できますか

台所には、いつも大きなボトルの油が置いてあります。長いあいだ「サラダ油」と呼んで使ってきましたが、あるとき子どもに「これ、なんの油?」と聞かれて、うまく答えられませんでした。ごま油はごま、オリーブオイルはオリーブ。では、サラダ油の「サラダ」はいったい何なのか。

調べてみると、サラダ油というのは特定の植物の名前ではなく、大豆や菜種、とうもろこしなど決められた原料から作られ、冷たくしても濁ったり固まったりしないように精製された油の総称なのだそうです。冷えたドレッシングに使っても分離しにくい、だから「サラダ」油。そういう名前だと知って、今さらながら少し驚きました。

もうひとつ知らなかったのが、油の搾り方に大きく二通りあるということです。ひとつは圧搾といって、原料を機械で押してぎゅっと搾る方法。昔ながらのやり方で、取れる量は多くありません。もうひとつは、搾ったあとの残りかすにヘキサンという溶剤をしみこませて、そこに残った油まで取り出す方法です。あとで加熱して溶剤を飛ばします。大容量で価格の手ごろな油は、この抽出や、圧搾と抽出の組み合わせで作られていることが多いそうです。

見分けたいときは、ボトルの表示を見ます。「圧搾」「しぼり」「一番搾り」「低温圧搾」といった言葉が書いてあれば、機械で搾ったもの。とくに何も書かれていなければ、溶剤を使う方法の可能性があります。ごま油や、エキストラバージンと名のつくオリーブオイルは、たいてい圧搾だけで作られているそうです。

これはどちらが良い、悪いという話ではないと思っています。値段も、揚げ物に向くか炒め物に向くかも違います。ただ、同じ「植物油」というひとことの中に、まったく違う作り方が隠れていると知ってからは、なんとなく手に取るのをやめて、表示を一度見るようになりました。

わが家も、家じゅうの油を圧搾のものに変えたわけではありません。揚げ物にはふだん使いの値段のものを使っています。その代わり、香りのいい油を一本だけ持つようにしました。料理が得意ではないので、蒸した野菜や炊きたてのごはんに、いい油をひとまわしかけるだけ。それだけで「ちゃんと作った」ような気持ちになれるので、油は私にとって、頑張らずに満足するための調味料のような存在です。


こけもも店主 石本由貴

この記事を書いた人

石本 由貴natural select shop こけもも 店主

福岡県柳川市で、自然食品店「こけもも」の開業を準備しています。
元・歯科衛生士。自然食品のお店で働いた経験から、食と体のことを考えるようになりました。
小学生の子ども2人を育てながら、料理が得意ではない自分でも続けられる「選び方」を探しています。

こけももは、福岡県柳川市新外町の自然食品店です。オンラインショップでも商品をご覧いただけます。

オンラインショップを見る →

あわせて読みたい

← ブログ一覧へ