暮らしのこと
給食のおかげで、と思う日
「今日の給食、なんだった?」
子どもに毎日そう聞いています。好き嫌いなく食べたか気になるから、というのもあるのですが、正直に言うと、それだけではありません。聞くたびに、少しほっとしている自分がいるんです。
給食の献立表は、月の初めに届くとすぐ目を通します。野菜がしっかり入っている日、魚の日、汁物がつく日。栄養士さんが考えた組み合わせを見ているだけで、なんだか安心してしまいます。一食分、ちゃんと引き受けてもらえている、という感覚です。
うちの子どもたちはお弁当ではなく給食なので、平日のお昼は自分で用意する必要がありません。それだけでも助かっているのに、栄養のことまで考えてもらえているというのは、思っていた以上に大きな支えでした。
この感覚に気づいてから、夕方のごはん作りへの気負いが少し減りました。品数をそろえなくても、彩りが足りなくても、一日のうちのどこかで栄養は整っている。だったら家のごはんは、品数よりも、使う調味料や食材を選ぶことに力を注げばいい。そう思えるようになったんです。
お米、みそ、醤油。この三つさえ選んでおけば、あとは品数が少なくても、なんとかなる。そう決めてから、台所に立つときの肩の力がずいぶん抜けました。
もちろん、給食のない長期休みは話が別で、それはそれでまた別の悩みがあります。それでも、平日の給食に助けられている実感は、子育てをしていて素直にありがたいと思うことのひとつです。
一食を人にゆだねられる分、残りの一食で何を選ぶかにだけ集中すればいい。そう思うと、毎日の台所仕事が少し軽くなります。
この記事を書いた人
石本 由貴natural select shop こけもも 店主
福岡県柳川市で、自然食品店「こけもも」の開業を準備しています。
元・歯科衛生士。自然食品のお店で働いた経験から、食と体のことを考えるようになりました。
小学生の子ども2人を育てながら、料理が得意ではない自分でも続けられる「選び方」を探しています。
こけももは、福岡県柳川市新外町の自然食品店です。オンラインショップでも商品をご覧いただけます。
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