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白砂糖と黒糖、何が違うか説明できますか

白砂糖と黒糖、何が違うか説明できますか

スーパーの砂糖売り場の前で、しばらく立ち止まってしまうことがあります。白砂糖、三温糖、きび砂糖、黒糖、てんさい糖。棚に並んだ種類の多さに対して、自分がその違いをちゃんと説明できないことに気づいたのが、そもそものきっかけでした。

グリーンコープの活動で教わって驚いたのは、これが「甘さの種類」の違いではなく、「どこまで精製したか」の違いだということです。さとうきびやてん菜から搾った汁を、煮詰めて、不純物を取り除いていく。その工程を最後まで進めたものが、いわゆる白い砂糖です。工程を途中で止めたものほど、色が濃く残ります。黒糖が茶色く、香りやくせが強いのは、精製の途中の状態に近いからだそうです。

精製の度合いが違えば、当然、残っているものも違ってきます。精製を進めるほど純粋な甘みに近づき、途中で止めたものほど、原料そのものの風味が残る。それだけの話なのですが、知らなかったときは「白砂糖は体に悪くて、黒糖は体にいい」というくらいの、ざっくりしたイメージしか持っていませんでした。実際にはそんな単純な話ではなく、それぞれに向いている使い道があるというだけなのだと、今は思っています。

料理が得意なわけではないので、凝った使い分けはできません。それでも、飲み物にはさらっと溶けるもの、少しコクを出したいときは色の濃いものというくらいの、ゆるい基準は持つようになりました。難しいレシピを覚えなくても、棚の前で表示をひと目見るだけで選べることが、ちょうどいい距離感だと感じています。

今度砂糖売り場に立ち寄ったときは、パッケージの裏を少しのぞいてみてください。「砂糖」とだけ書かれたシンプルな表示の中にも、意外と奥行きがあります。


こけもも店主 石本由貴

この記事を書いた人

石本 由貴natural select shop こけもも 店主

福岡県柳川市で、自然食品店「こけもも」の開業を準備しています。
元・歯科衛生士。自然食品のお店で働いた経験から、食と体のことを考えるようになりました。
小学生の子ども2人を育てながら、料理が得意ではない自分でも続けられる「選び方」を探しています。

こけももは、福岡県柳川市新外町の自然食品店です。オンラインショップでも商品をご覧いただけます。

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