暮らしのこと
うちの朝ごはんは、だいたいいつも同じです
「それだけ?」と、子どもに言われて地味に凹む朝があります。うちの朝ごはんは、パンと卵、気が向けばバナナという組み合わせが、もう何年も変わっていません。品数を増やそうとした時期もあったのですが、続きませんでした。
朝は一日の中でいちばん時間がない時間帯です。家族分の身支度と自分の準備が重なって、台所に立てるのはせいぜい十数分。その中で品数を増やそうとすると、結局どこかで焦って、朝から誰かに強い声を出してしまう。それなら、はじめから同じメニューに決めておいた方が、家の中が落ち着くと気づきました。
同じものを出し続けることに、最初は少し後ろめたさがありました。栄養バランスとか、彩りとか、雑誌やSNSで見る朝ごはんと比べて、うちは地味だなと思うこともあります。それでも子どもたちは特に不満そうでもなく食べていますし、体調を崩しやすいわけでもありません。今のところは、これでいいのだと思うようにしています。
その代わり、パンと卵だけは選ぶようにしています。パンは原材料の並び順をひと目見て、卵は育て方が書いてあるものを選ぶ。グリーンコープの活動に関わるようになってから身についた習慣で、品数を増やす代わりに、決まったものの質を見るという考え方です。歯科衛生士として働いていたころも、毎朝手の込んだ食事を用意できる家庭ばかりではないと感じていました。できないことを気にするより、できる範囲でどこを大事にするか決めておく方が、続けやすいのだと思います。
朝ごはんは、たぶんこれからも同じような顔ぶれのままだと思います。それでも、選ぶところだけは丁寧にいたいなと、今日も思っています。
この記事を書いた人
石本 由貴natural select shop こけもも 店主
福岡県柳川市で、自然食品店「こけもも」の開業を準備しています。
元・歯科衛生士。自然食品のお店で働いた経験から、食と体のことを考えるようになりました。
小学生の子ども2人を育てながら、料理が得意ではない自分でも続けられる「選び方」を探しています。
こけももは、福岡県柳川市新外町の自然食品店です。オンラインショップでも商品をご覧いただけます。
オンラインショップを見る →
