暮らしのこと
おやつ売り場で、いつも同じところで立ち止まる話
スーパーのお菓子売り場で、いつも同じ場所で立ち止まります。子どもが棚から選んできたお菓子を受け取って、レジに行く前に、裏の原材料表示をこっそり見る。それだけの、ちょっとした習慣です。
毎回買わないというわけではありません。「今日はいいか」と思う日もたくさんありますし、子どもがせっかく選んだものを、その場でやめさせることもしません。ただ、似たようなお菓子が並んでいるときに、知らない名前の添加物がずらっと書いてあるものより、少しでも原材料がシンプルなものがあれば、そちらを選ぶようにしています。
これは、グリーンコープの活動に関わるようになってから身についた習慣です。それまでは、原材料表示をじっくり見るという発想自体がありませんでした。見るようになって気づいたのは、「体に悪いから避ける」というよりも、「知っているもので作られているかどうか」を確認する感覚に近いということです。聞いたことのない名前がたくさん並んでいると、それだけで少し落ち着かない気持ちになります。
歯科衛生士として働いていたころ、おやつの時間や回数について保護者の方とお話しする機会がよくありました。甘いものを完全にやめさせるという話ではなく、選び方や食べ方に少し気をつけるだけで変わることがある、という内容です。おやつをやめることは、うちの子どもたちにとっても現実的ではありません。だから、なくすのではなく、選ぶところで気をつける、という今のやり方に落ち着いています。
これで何かが劇的に変わるとは思っていません。ただ、迷ったときに立ち返れる基準がひとつあると、売り場で右往左往する時間が少し減る気がしています。完璧を目指しているわけではなく、できる範囲で、というくらいの温度感でこれからも続けていくと思います。
みなさんは、おやつを選ぶときに気にしていることはありますか。同じように売り場で立ち止まっている方がいたら、ちょっと嬉しいです。
この記事を書いた人
石本 由貴natural select shop こけもも 店主
福岡県柳川市で、自然食品店「こけもも」の開業を準備しています。
元・歯科衛生士。自然食品のお店で働いた経験から、食と体のことを考えるようになりました。
小学生の子ども2人を育てながら、料理が得意ではない自分でも続けられる「選び方」を探しています。
こけももは、福岡県柳川市新外町の自然食品店です。オンラインショップでも商品をご覧いただけます。
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