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作り手のこと

何十種類も食べ比べて、たどり着いたキムチ

何十種類も食べ比べて、たどり着いたキムチ

正直に書きます。この文章を書いている今、よだれが出ています。キムチの話です。

無添加のキムチは、実はそれほど珍しいものではありません。手作りのものも含めて、探せばいろいろあります。私はこれまで、何十種類と食べ比べてきました。おいしいものもたくさんありました。

そのうえで、ダントツだったのがカナモト食品の「こだわりキムチ」です。

食べ方はとても簡単で、白いごはんにのせるだけ。手を加える必要がまったくありません。それだけで、じゅうぶんにごちそうになります。料理が得意ではない私にとって、これほどありがたい食べものはありません。

なぜこんなにおいしいのだろうと思って、原材料を見てみました。書かれていたのは、白菜、昆布だし、砂糖、大根、にんにく、食塩、りんご、あみ塩辛、麦芽水飴、玉ねぎ、にら、いわし塩辛、もち米粉、生姜、ごま。

気づいたのは、うまみ調味料が入っていないことでした。

キムチのうまみは、調味料で足すこともできます。でもこのキムチは、昆布のだしあみの塩辛いわしの塩辛という、もともとうまみを持っている素材から味をつくっていました。甘みも同じで、砂糖や麦芽水飴だけでなく、りんごが入っています。そして白菜そのものが甘い。

調べてみると、白菜は長野・信州望月高原にある自社直営農場で、土づくりから育てているそうです。肉厚で甘みの強い白菜。しかも即席ではなく、しっかりと発酵させてつくられています。

甘み、うまみ、辛みのバランスが絶妙だと感じていた理由が、少し分かった気がしました。うまみを「足している」のではなく、うまみのある素材で「つくっている」。だから、食べたあとに変な後味が残らないのだと思います。

正直に言えば、においさえ気にしなくてよいのなら、毎日でも食べたいくらいです。翌日に人と会う予定がある日だけ、がまんしています。

これは、店をひらいたら絶対に置きたい一品です。


こけもも店主 石本由貴

この記事を書いた人

石本 由貴natural select shop こけもも 店主

福岡県柳川市で、自然食品店「こけもも」の開業を準備しています。
元・歯科衛生士。自然食品のお店で働いた経験から、食と体のことを考えるようになりました。
小学生の子ども2人を育てながら、料理が得意ではない自分でも続けられる「選び方」を探しています。

こけももは、福岡県柳川市新外町の自然食品店です。オンラインショップでも商品をご覧いただけます。

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