店にならべたいもの
夏に置きたいものを探しています ― 葛バーのこと
店をひらいたら夏に何を置こうか、いまいろいろと考えています。そのなかで気になっているのが、葛(くず)を使ったアイスバーです。
葛は、葛という植物の根からとれるでんぷんです。奈良の吉野本葛は、極寒の時期に、地下水だけを使って何度も精製し、乾燥させてつくられます。余計なものを加えずにつくられてきた、古くからある食べものです。
葛バーのおもしろいところは、食べているあいだに食感が変わっていくことでした。冷凍庫から出したては、シャリッとした氷菓のよう。少し置くと、もっちりしてくる。さらにおくと、ぷるんとした葛らしい弾力になる。一本食べるあいだに、三回ちがう表情に出会えます。
もうひとつ気に入っているのが、溶けて液だれしにくいことです。一般的なアイスのように、みるみる形が崩れて手がベタベタに、ということが起こりにくい。歩きながら食べるおやつとして、これはかなり大きな長所だと思いました。
見た目も、透けていて涼しげです。素材の色がそのまま見えるので、並べるときれいだろうなと想像しています。
ここまで書いておいて、正直なことも書いておきます。
私はまだ、葛バーの食べ比べができていません。
無添加でつくられているものは、他にもありそうです。どのメーカーのものが一番おいしいのか、原材料はどうなっているのか、これから調べて、食べて、決めていくところです。
かつお節も、塩も、キムチも、そうやって選んできました。いくつも試して、納得したものだけを置きたいと思っています。葛バーも、同じように選びます。
もし葛のお菓子でおすすめがあれば、ぜひ教えてください。
この記事を書いた人
石本 由貴natural select shop こけもも 店主
福岡県柳川市で、自然食品店「こけもも」の開業を準備しています。
元・歯科衛生士。自然食品のお店で働いた経験から、食と体のことを考えるようになりました。
小学生の子ども2人を育てながら、料理が得意ではない自分でも続けられる「選び方」を探しています。
こけももは、福岡県柳川市新外町の自然食品店です。オンラインショップでも商品をご覧いただけます。
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