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「国内製造」と「国産」の違いとは?原材料の( )の読み方をQ&Aで整理
結論からいうと、「国内製造」は「日本で加工した」という意味で、原料そのものが国産とは限りません。「国産」と書かれていれば、その原料自体が日本で育ったりとれたりしたもの、という意味になります。原材料名の横にある( )の中の言葉は、似ているようで指しているものが違います。
私は料理が得意ではないので、そのぶん買うときに「何でできているか」を見るようにしています。その中で、いちばん読み違えやすいと感じたのがこの( )でした。
原材料の( )には「原産地」が書かれている
いま日本では、パンやお菓子、調味料などの加工食品には、原材料のうち重さがいちばん多いものの原産地を書くことになっています。2017年に始まったルールで、2022年4月からはすべての加工食品が対象になりました。
たとえば「豚肉(アメリカ)」と書かれていれば、いちばん多く使っている豚肉がアメリカ産、ということです。
ただ、このルールにはいくつかの書き方が認められていて、そのひとつが「国内製造」です。
「国内製造」はどんなときに書かれる?
いちばん多い原材料が、小麦粉やしょうゆのようにすでに一度加工されたものの場合、その加工をした場所を書いてよいことになっています。これを「製造地表示」といいます。
たとえば「小麦粉(国内製造)」は、「日本の工場で小麦を粉にした」という意味です。もとの小麦がどこで育ったかは、この表示からは分かりません。国産の小麦のこともあれば、輸入した小麦のこともあります。
逆に「小麦粉(小麦(国産))」のように、もとの原料までさかのぼって書いてあるものもあります。
Q. 「国内製造」と書いてあったら、原料は外国産ということ?
そうとは限りません。「国内製造」は加工した場所を示しているだけなので、原料が国産の場合も、輸入の場合もあります。表示からは判断できない、というのが正確なところです。気になるときは、メーカーのホームページやお客様窓口で確かめる方法があります。
Q. 「国産」と「国内製造」、書き方で何が違う?
「国産」は原料そのものの産地、「国内製造」は加工した場所です。同じ「日本」でも、指しているものが違います。
Q. 「アメリカ又はカナダ」のような書き方は?
「又は表示」と呼ばれる書き方です。季節や仕入れの事情で産地が入れ替わる場合に、使う可能性のある国を、過去の使用実績の多い順に並べて書くことが認められています。「又は」で並んでいるときは、どちらか一方、ということです。
Q. 「輸入」とだけ書いてあるのは?
「大括り表示」と呼ばれるもので、3か国以上の外国産を使っていて産地が入れ替わる場合などに、まとめて「輸入」と書くことが認められています。
Q. 野菜やお肉そのものにも同じルール?
生の野菜や肉、魚などの生鮮食品は、それとは別に、もともと産地を書くことになっています。今回の( )の話は、主に加工食品の原材料名のことです。
「どちらがいい」ではなく「何が書いてあるか」
輸入の原料が悪い、ということではありません。ただ、「国内製造」を見て「国産なんだ」と思い込んでしまうと、自分が選びたかったものと違うことがあります。
子どもの食べるものを選ぶとき、私は「分かったうえで選ぶ」ことを大切にしたいと思っています。次に裏を返したときは、原材料の( )の中にも、ちょっとだけ目を向けてみてください。
この記事を書いた人
石本 由貴natural select shop こけもも 店主
福岡県柳川市で、自然食品店「こけもも」の開業を準備しています。
元・歯科衛生士。自然食品のお店で働いた経験から、食と体のことを考えるようになりました。
小学生の子ども2人を育てながら、料理が得意ではない自分でも続けられる「選び方」を探しています。
こけももは、福岡県柳川市新外町の自然食品店です。オンラインショップでも商品をご覧いただけます。
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